私とインテリアデザイン

2017・03・05

Pacific house japan Ltd.は、日本橋丸善ビルの4階にあり、エレベーターを降りると、直ぐShow roomの入り口があった。

Show roomを入ると、カーテンや、ベッドスプレッド、家具やカーペットのサンプル帳など目に入る。外人のストランドさんが、応対していた。

その奥に、設計室があり、設計室を見渡せる位置に、ケラーさんとマネージャーの矢吹さんのガラス張りの部屋があった。

設計室では、森田良夫さんの机に向かって、3列にデザイナーの机が並んでいた。私は、新入りなのに、Show roomの仕事を担当させてもらい、日本の大手の会社社長の住宅の安楽椅子のデザインをまかされ、デンマーク調の板で構成された椅子をデザインした。

それを見た森田さんは、大変怒って、此処にはスタンダードといって、家具はこの中から選ぶことになっている、といわれた。見ると、全部猫足の椅子だった。

デンマーク調の椅子は、大変喜ばれたそうで、私はほめられたが、森田さんからしかられたときは、近くの喫茶店で大泣きした。

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